ゴッドハンドのマッサージをついに見つけた話

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ビジポコ藤田です。

 

マッサージって行かれますか?疲れがたまった現代人なら、誰しもマッサージに頼ることがあると思います。全額自費のマッサージ店って、日本中にありますよね。

 

そこで、私はついにゴッドハンドの方を見つけてしまいました。

身体が軽くなり、ふわわわわ~んとなります。誰もが探し求める、伝説のマッサージ店。ついにみつけたんです。

 

そこから、デザイン思考で何を学べるか、見ていきましょう。

結論だけ述べると、【こだわり】【哲学】【似て非なるもの】【聞いてみよう】【ブランド】の姿が見えてきます。今回のビジポコは、海浜幕張にあるゴッドハンドのマッサージ店の話です!

本当にゴッドハンドである

 

私藤田は、ご縁があって千葉県の幕張地区に住んでいるのですが、海浜幕張駅に、『プレナ幕張』という駅ビルがあるんです。なんてことはない普通の駅ビルです。どこの駅にもありそうな。

 

プレナ幕張の2階に、『リフレッシュサロン・ピュア』というリラクゼーション整体があります。

中国の方が営んでいるっぽい、マッサージサロンです。店舗は普通の外観で簡素な感じ。見た目はどこにでもある、本当にどこにでもあるマッサージ店に感じられます。

 

しかし、ピュアさんはゴッドハンドがいるのですよ。

私がマッサージを受けたときは、隣のお客さんが「ああ~楽になった」と感涙しており、「大げさだなあ」と思っていたのですが、施術が終わってみると、私も「ああ~楽になった」といってしまうのです。

 

身体が軽くなって、本当に浮きそうなぐらい楽になり、びっくりしました。ついに、ついに私は見つけたのです!

 

口コミもすごい

 

自分に何が起こったのか確認するため、私は帰宅してスマホでホットペッパービューティにアクセスしました。そこで口コミを確認すると、礼賛の嵐。

 

 

みんな同じように感じるぐらい、技術が高いのです。

これは通うしかありません。もう他の店は考えられない、本場中国の方が営んでいるのも、なんとなく効きそうな感じがしますよね。

 

しかも、ピュアさんは全然高くないのですよ。1時間で5,000円ぐらいですし、私は初回、時間がなかったので30分3,000円にてヘッドマッサージだけしてもらったのですが、それでも全身が楽になる不思議な体験をしました。感動です。

 

デザイン思考の専門家によると・・・

 

私はゴッドハンドとの出会いに感動し、ビジポコ編集会議で編集長の河上に伝えました。「ついに、ついにみつけたんです!ゴッドハンドのマッサージ店!」と伝えると、河上はふむふむといいながら、

 

 

プレナのショップ紹介をみながら、「漢方販売員が常駐している時点で、少し他と違いますね」と指摘したのです。さすが編集長です。

 

たしかに、普通のマッサージ店には漢方販売の専門家はいませんよね。それっぽいサプリが売っていることはあっても、それはあくまで店の利益のためであって、ピュアさんのように、漢方の販売員がいて「お客間の身体を本当に楽にする」ための人員ではない気がします。

 

つまり、編集長河上は、ピュアさんの簡素な紹介文から「仕事とはお客さんの役に立つこと」という原則を読み取ったのです!さすがですね。

 

デザイン思考では「似て非なるもの」が大事

 

デザイン思考では、似て非なるものを大切にします。

このビジポコでは、「美味しいは伝わらない」という話が前に出ました。

だから、違いは哲学。裏に哲学があるかどうかが大事なのです。

こだわること。そのこだわりのポイントが、質の高さにつながると。

 

ピュアさんは、他のマッサージ店とちょっと違う。似て非なるもの。

それが「漢方販売員も常駐」というところから、読み取れると河上はいうのです。

 

デザイン思考は聞いてみることから

 

30分3000円のマッサージで、なぜこんなに楽になるのでしょうか。

デザイン思考では、まず「聞いてみること」から始めると、このビジポコで習いましたよね、

デザイン思考では“お客さんに“聞いてみることを推奨していますが、お店にも同じように聞いてみるのがいいよと編集長河上は教えてくれました。

 

ただ、聞いても

 

  • うまく言語化できない
  • 聞いて、教えてくれても、理解できるとは限らない

 

とのこと。つまり、ゴッドハンドの理由を聞いても、うまくいえないかもですし、聞いたところで私も理解できない可能性が高いのです。

 

だからこそ、真似できない、コピーできない価値が生まれます。

真似が当たり前の世界では、コピーできないというのは非常に大きな価値ですよね。

 

もしかして、稼ぐつもりはそんなにないかも?

 

ピュアさんは、ゴッドハンドなのに大混雑というわけではないようです。

利用者としてはありがたいことですが、繁盛していつまでも続けて欲しいなと言う思いもあります。もちろん、このコロナ禍で生き残っている素晴らしいサロンなのは間違いないのですが、河上によると「わかりませんが、世の中、稼ぐつもりがそれほどないレストランなどもありますからね」とのこと。

 

その観点は私にはなかったです。

店主はみなが皆、売上を最大化させたいと願っているのだと勝手に思い込んでいました。(ビジポコは書いている私自身が一番勉強になっています。)

 

ブランドってどこから生まれる?

 

編集長河上自身が、たまにフレンチ店へ夫婦で行くと、席と席の間がすごく空間をとられているそうです。ギチギチにお客様の席を詰め、“売りのがし“を避けるという行動を取っていないのです。

 

ゆったりとした空間で、お客様に最高の時間を楽しんで欲しいという店の想い。

その想いをちゃんと受け止められ、理解できるお客さんこそに、来て欲しいですよね。

店にはこだわりや想いがあり、お客側もそれを受け止める。そこにブランドが発生します。

 

ピュアさんも、店のクオリティをいつまでも保ちたくて、わかってくれるお客さんに来て欲しくて、つづけているのかも!?なんて妄想をしてしまいました。

 

ビジポコの学び

 

ゴッドハンドとの偶然の出会いから、ブランドとは何か?!というテーマに発展しました。他でもないデザイン思考で考えると、【こだわり】【哲学】【似て非なるもの】が浮かび上がってきます。その違いをわかってくれるお客さんにこそ、来てもらえるのが理想。

 

そして顧客の側にも勉強が必要ですね。

私の場合なら、ずっと色々なマッサージで、痛いだけだったという経験を積み重ねた結果、ピュアさんのゴッドハンドに気がついたわけですから、消費者側も自分を高めていく努力が必要です。

 

お互いの想いが合致しているとき、それはブランドになるのではないでしょうか。

 

今回もビジポコでデザイン思考をベースに、日常にあるビジネスを紐解いてみました。

デザイン思考を学ぶと、世界が違ってみえます。ありふれた日常の、ありふれたマッサージン店との出会いが、なんだか全然違った世界に見えてきて、不思議な感覚です。

 

読者の方にも、ぜひデザイン思考を学んで欲しいですし、ご自身の商売にもデザイン思考を活かしてもらいたいです。編集長河上のこだわり、哲学、似て非なるものもビジポコを通じて発信していきます。一流のコンサルとは何かについて、常に考え続けているビジポコ編集長の原稿も楽しみにしてくださいね。

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ライター藤田は、ウニ屋の娘です。創業者である母親が国の専業主婦1円起業枠でゼロから立ち上げた北海道根室市のウニ屋の娘で、ディスカッションを楽しく学びある記事に仕上げます。

 

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