ミニサイト大作戦でウニ好きの人達に届けよう。

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ビジポコライター藤田です。

 

私の実家は、北海道の根室市でエゾバフンウニの加工卸をしています。

エゾバフンウニは、全国の公設市場を通じて全国のお鮨屋さんに流れ、みなさんの会食を特別なものにしてくれます。また、ふるさと納税も好調で、おうち時間を最高の思い出に彩るウニをお届けして食卓を盛り上げています。

 

ウニに限らずお高いお鮨や海産物は年末年始にかけて値が高騰します。理由は需要と供給です。みなさんも、「お正月にセリでマグロが1億円の値がついた」というニュースを見たことがあるのではないでしょうか。あのセリは一年を通じて行われ、値段が一年中上がったり下がったりしています。年末年始は高値のピークとなり、ウニは今(12月)がもっとも高いシーズンです。

 

需要と供給の需要の部分は世の中と連動しています。世間が慌ただしくなり鮨店の需要が高まれば、それはウニの価格に反映されますし、いろいろな世情が落ち着いて巣ごもり需要が高まれば、それもまたウニの価格を押し上げます。ようは、みんながウニを楽しみたいと思えば値上がりますし、そうでないと下がるのです。

 

令和3年12月の状況はどうかというと、これもまた世間と連動しておりコロナの先行きが見えないので鮨店の需要が落ち着き、代わりに年末でふるさと納税の分が狂ったように売れています。

 

年末であり、個人需要が高まっている今。ウニの価格も落ち着いたので再びご家庭向けにウニを販売することとした藤田。でも、どうしたらいいかわかりません。画面越しに「美味しい」が伝わっていかない以上、役に立つこと。役に立つのが仕事。

 

ふるさと納税が狂ったように売れていることから、ウニ好きの人達は確実に存在しています。ではどうやって届けるか。今回のビジポコはウニの再販(直販)についてです!(ネットショップはこちら)

ミニサイト大作戦

 

私藤田はツイッターのフォロワーが1万人以上います。別に有益な情報を流すわけでもなく、お腹空いただの自由にぶつくさいっているだけですが、フォロワーさんがウニを買ってくれました。

 

しかしそれはご祝儀相場。

ここから私を知らない人にもお届けして行き育てていく必要があります。ツイッターのフォロワーさんが買ってくださるのは嬉しいですが、知らない人に売れてなんぼです。

 

「ウニを好きな人たちは確実に存在しますから、その別の母集団に向かって届けていきましょう」と河上はいいます。

 

そこで、河上が教えてくれたのがミニサイト大作戦。

ミニサイトってご存じですか? たまに「肩こりの治し方」「3万円以下の都心ホテル20選」「ねじ110番」みたいな、小さく完結してそのことばっかり書いてある、何のためにあるかわからないサイトってありませんか?あれをミニサイトと呼ぶのです。

 

「世の中には、値段で区切って物事を見る人が存在するんです。『義理実家への贈り物、3000円だとシャビー(いけてない)ね』とか、プチ豪遊したい日に予算7万円とか。そうした人に向けてミニサイトを作るのはどうですか?」と。

 

金額で区切る人がいるから、「値段別・義理実家への贈り物」「10万円以内でプチ豪遊する方法」とかのミニサイトを作る・・・それ、良いかもしれない!

 

ふるさと納税と直販で違いを出す

 

そしてヤフーコメント(ヤフコメ)の人達にもうちのウニを食べて「生きていて良かった!」と思えるような体験を届けたいです。河上いわくヤフコメは日本の地獄。たとえば10万円の子供向け給付金のニュースに「世帯年収が高くないと子供は持てない。そんな金持ちに給付する必要はない」「自分は非正規を転々としていて結婚は諦めた。子供もいない。給付金はもらえないのか」といった地獄のようなコメントが並ぶそうです。

 

そんな人たちもいる。。。心から傷ついており、自分の傷にも無自覚な人達。そんな人にも、生きていてよかったと心から思える一口の感動を届けたいと正直思います。すると、河上は「ふるさと納税で最安値の一口セットをつくって、一口二口だけ売る」という提案をしてくれました。これなら、「生きていて良かった」を、より多くの人にうまく届けられるかも!

 

買ってもらいたいなら母集団を探そう

 

私のツイッターフォロワーは1万人以上。しかしそれは文章を愛する人達がメインで、そこにウニ好きな人を掛け合わせると母集団は小さくなります。

ウニ好きな集団に向けて攻めていかないといけないので、どうやってウニが好きな母集団をかき集めるのか、方法を考えなければいけません。

 

例えば、

 

  • アフィリエイターさんに売ってもらう
  • 料理系YouTuberさんに調理してもらう
  • 日本酒を飲みくらべしている人にアテとして使ってもらう

 

等が考えられます。

 

ウニを食べたい人はどこにいるかと、そこにどうやったら接点を作れるのかといった方法を探す必要があるのです。

 

ミニサイトを作ろう

 

そうなると、やっぱりミニサイトでしょうか。Googleが今、ミニサイトをどう判断するかというのは検討しなければなりませんが、小さくまとまったサイトを作って、そこに集まってきた人に買ってもらうのは良いアイデアです。

 

こういうとき、私は簡単なホームページが作れて、コンテンツ(原稿)も多少書けるのが幸いします。夫の趣味のカメラも活きそうです。あとはやるだけ。みんなアイデアだけ聞いて「ふむふむ」で終わってしまう。でもやるんです。手を動かし、日々の仕事が終わった後に、机にかじりついて、行動しなければ、勝ちはないのです。ふむふむだけで夕暮れていてはいけないのだから。

 

というわけで、今夜から早速ミニサイト作りです。

 

編集長河上は「3000円でウニを買ってくれる人と、10万円でウニを買ってくれる人の属性、年齢、性別、家族構成、人との付き合い方、ウニの楽しみ方は違うし、それぞれの人達の特徴的行動として何をしているのかを考えていく。それが広告のペルソナにつながっていきます。特徴的な行動を取りたいと思った時に、どんな単語で検索するのかに合わせて、ミニサイトのテーマを決めればいいのです。タワマン パーティ 驚かれる とか。」

「新規事業のペルソナと、広告のペルソナはまったく異なります。」と教えてくれました。

 

そこで、

 

「タワマン内パーティにふさわしいお取り寄せ」

「見栄を張れる誕生日パーティ」

「値段別・義理実家への贈り物」

「10万円以内でプチ豪遊する方法」

 

などなど、ウニが活躍するシーン、お役に立てるシーンを思い浮かべながら、サイト設計をしてみようと思います。

 

インスタの奥さん達に届けたい!

 

私藤田は昨年結婚した新婚さんなのですが、家を整えるのに関心を持ったのでYouTubeで家事動画を良く見ます。家事のやる気が湧いてきて動画はかなり行動を誘発してくれます。しかし、割と庶民的な価格帯の家具も多く「もうちょっとだけ大人層のインテリアがみたいな」と思うのです。無印良品もいいけれど、ACTUS(アクタス)が見たいなと。

 

インスタには私が見たかった大人インテリアの方は大勢います。しかしそういう奥さん方は動画まではしていません。YouTubeの奥さん達とインスタの奥さん達は(混じってる人もいるでしょうが)分かれているのです。ちょっとだけお高いウニに手を伸ばしそうな人達はインスタにいるかもしれない。そういうと河上は

 

「インスタで勝負するのもありですね。しかしキラキラに埋もれちゃうとダメなので・・・」

 

とのこと。なるほど、戦略を練る必要があります。そして楽しくなってきた!

 

ビジポコの学び

 

母集団を探し、役立つ形でそこに届けていく。ウニを食べたい人達はどこにいるのか。それを探していきます。とりあえずミニサイトなら私の普段の仕事の延長上でできるので、取りかかってみようかなと。万が一失敗して誰も来ないミニサイトをインターネット上に作ってしまっても損失はサーバー代の数千円だけです。やってみる価値はありますし、それに経験にだってつながります。

 

ミニサイトを作ってみる・・・どうなるでしょうか。お楽しみに!

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ライター藤田は、ウニ屋の娘です。創業者である母親が国の専業主婦1円起業枠でゼロから立ち上げた北海道根室市のウニ屋の娘で、ディスカッションを楽しく学びある記事に仕上げます。

 

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