目指せ、年収2000万円! DXバブルで爆速キャリアアップ

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ビジポコのライター藤田です。

 

日経電子新聞から「DX人材に年収2000万円」との報道がありました。

年収2000万円・・・!結構いいですよね。報道によると、資本金5億円のNTTパートナーが、売上100億円を目指すとのこと。

 

この話題がビジポコ編集会議ででました。利益率もすさまじいと予想され、まさにDXバブル。今回のビジポコは、DXがバブル真っ盛りで人もたくさんDXに吸い寄せられてくる今、どのようにビッグウェーブを乗りこなすのか、あるいは泳ぎきるのかを解説します!

 

 

DX人材の収支計算

 

 

編集長河上はいいます。「資本金5億円のNTTパートナー。売上100億円を目指すと。高度人材が年収2000万円。この金額は有名コンサル会社の役員手前クラスの金額です。となるとプロジェクトへの関与度5%程度。専門家として少し入るのと、提案時の顔役がメインの仕事。がっつり入ってもいいのですが、コストが似合わない。プロジェクトは複数名で体制を組むので、25%アサインのプロジェクトマネージャ(PM)、50%のシニア、100%のジュニア。

役員手前の2000万円の人が7名、PMは1500万円クラスが38名、シニアは1000万円で75名、ジュニアは600万円で150名。金額は引き抜きを前提に高めに見積もっていますが、とにかく、これで総勢270名。

2000万円のスター、P M、シニア、ジュニアと4名で1つのプロジェクトを行うとして、年間150件のプロジェクトを実施できる体制ができます。年間の人件費は23.6億円。これ以外にコストが一人当たり2.5倍かけるとして人件費を合わせてコストは82.6億円。100億円売り上げたら17.4%の利益率です。

コスト2.5倍を補足すると、600万円の年収の人が1500万円のコストを使えるということです。不動産費等入れてもタクシー乗り放題になるような感じです。それで、利益率は17.4%です。

 

さて、150件で100億円売り上げようとすると、1本あたり7000万円売れればいい。コードが書けるシステムエンジニアが1名、毎月200万円ぐらいはかかります。7000万円を12ヶ月で割ると毎月583.33万円。200万円で3名だとすぐにこの金額を超えてきます。なので、市場価格としては、7000万円でも安いと感じる会社は多いと思います。」

 

藤田「そんなに払う人はいるのでしょうか?」

 

河上「払う企業は腐るほどいます。企業側からすると、2000万円の人材を自社で採用しようとすると、ヘッドハンターへの手数料を考えても3200~3800万円はかかる。たった1人ではスーパーマンと言えども仕事にならないので、チームとして採用しようとすれば、この4〜5倍、つまり2億円近くかかる。しかも採用したとはいえ、即やめる可能性もある。優秀であるほど、会社が使い物にならないのなら、即転職します。2000万円クラスにとって法人とは、面白い仕事をするための道具でしかありません。ダメな会社なら切り捨てて終わり。皆さんも穴が空いた靴下はすぐに新しいものに変えると思いますが、それと同じです。

それなら、7000万円の外注費を払った方がキャッシュアウトは少ない。だから売れるのです。DX支援をする、という会社が阿呆みたいに増えるわけです。」

 

商社からDXコンサルへ転職?

 

さらに、実際の転職者の声も日経新聞には掲載されています。

 

21年7月に外資系IT大手に転じた女性(30)は大手総合商社の安定した地位を思い切って捨てた。「AI(人工知能)やコンサルティングなどで最先端のスキルを身につけたい」と自らを鼓舞するが、「クビにされるリスクは怖い」と不安もつきまとう。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1887C0Y1A111C2000000/?n_cid=SNSTW001&n_tw=1643077471&unlock=1

 

河上「大手総合商社には、2種類の人間がいるんです。超優秀な兵隊さんと、、、あとは何かわかりますか?」

 

藤田「普通の兵隊さん?」

 

河上「いえ。取引先の息子や娘です。ひとりの社員の親が経営している会社との付き合いがあるとして、その息子や娘の存在だけで売上10億円はかたい。そうなると1/100を息子や娘の給料で支払っても、商社側はペイするわけです。これが商社の構造です。」

 

藤田「(居心地はいいんでしょうかね・・・)」

 

河上「実は電通や博報堂といった広告会社でも同じ構造がいえます。優秀な人が大企業の看板を使い、レバレッジを効かせて稼ぎ、給料を2000万円にする、それが大手企業の会社員のありかたです。そして何より商社はさまざまな企業に出資をしている立場なので、やろうと思えば関係会社の経営から入ることもできるわけですよ。」

 

藤田「なるほど!コンサルに転職すると、一兵卒からのリスタートですね」

 

河上「そうです。関係会社の経営に関与できるような美味しい位置を捨てて、コンサルになると。コンサルには顧客の問題を代わりに解く、宿題代行的なことをよくやります。いじわるな表現をすると、自分で問題を解くことを諦めた会社さんの残務処理をするってことでもあります。」

 

コンサルは自分で問題を解くのを諦めた会社の、残務処理・・・経営から入れる立場を捨てて、コンサルに行くということは、そう聞くと少し違和感がありますね。

 

コンサルの働き方

 

コンサル会社が大変ハードな働き方をし、私生活を犠牲にしてまで働く業界だというのは、私藤田も聞いたことがあります。

 

河上「二徹三徹(徹夜)できないとキツい仕事でもあります。午前1時に任されていた資料ができて、そこからチームで議論して資料を修正して、深夜の3時にコピー機の前に立ち、東京駅を八重洲口までわざわざ歩いて頭を冷却させてタクシーを捕まえて帰宅して、次の日の午前9時から顧客と議論して、その結果が悪いとそのまま勤務、みたいな・・・」

 

藤田「20代前半とかならできたかもしれませんが・・・」

 

河上「それを当たり前に35歳ぐらいまでできる人だけが残っている世界です。」

 

実にハードです。そしてクライアントの情報は何もいえないから、合間を縫って遊んだ話だけが目立ち、「コンサルは派手に稼いで派手に遊ぶ」イメージがついているのかもしれませんね。

 

個人とスキルの話

 

人材戦略のカギを握るのは多様性だ。DXといってもシステム構築からマーケティングまで範囲は極めて広い。江川氏は「100種類くらいのスキルを持った人材を集められるか。コンサルティング会社同士も生き残りをかけた戦いだ」と強調する。

 

“100種類ぐらいのスキルを持った人材“という話も出ています。

 

河上「DXで改革を進めるにあたって、何のスキルが必要か見えてないから、100のスキルが必要だと言ってるんですね。この言葉を真に受けて転職しようと思う個人から見るとスキルを身につけるのは大切ですが、法人から見ると、スキルなんてどうでもいいわけです。どうでもいいから、100種類のスキルが、とか言い放つわけです。」

 

話せるなら年収1600万円。コードが書けたら年収2000万円

 

河上「記事の人は事業会社じゃなくコンサルに行くのもポイントですね。DXに踊らされる人材が多数出るからこそ、DXはまさにバブルだといえます。」

 

でもIT人材の定義って何でしょうか?

 

河上「クライアントの役員や社長と話せてパワポが描ければ年収1600万円、さらに設計ができてコードが書けたら2000万円を超えるといったところでしょうか。でも、単純にコードが書けるだけの人は世界中にいるので、中国やインド、ベトナムなど安いところに発注するだけです。『IT人材は79万人足りてない』といいますが、そんなに必要でしょうか? 先頭に立つ人がそんなに必要ではないので、みんな踊らされているわけですね。」

 

河上「たとえば、デロイトやPwCといったコンサルBIG4ってありますが、その1社から人材紹介を求められています。なんと学歴不問。以前紹介したときは学歴フィルターが明確に存在しましたが、今回のその会社は学歴を問わないそうです。コンサル会社でもそれなりに有名な会社が、学歴不問。メンバーが椅子に座っているだけでお金になるぐらいに、プロジェクトが余っているからこそ、そんなことになるのです。まさにバブル笑」

 

藤田「(社会人入試で横浜国大夜間卒しかも3留の私でもいけるでしょうか・・・)」

 

河上「学歴は不問だけど、ブランド力は高い会社があると、まさにバブルとしての一側面を表していると思います。最初に試算した年収600万円の人の年間売り上げは、関与度の高さだけで考えれば、3800万円ぐらい。そりゃぁ学歴不問でとにかく人が欲しくなる気持ちはわかります。しかも激務なので、最後は勝手に辞めていきますし。」

 

バブルが“キャリアのクレンジング“になる

 

河上「記事の大手総合商社の方は、どこにでも転職ができるはず。一方、学歴が足りない人はちょっと有名なコンサルに入り、そこで“クレンジング“と呼ばれるキャリアの漂白をしてから、あらためて入りたい企業に入るやり方も。コンサル業界に片足をつっこんで、どういう働き方なのか一応は知っている、というだけでも企業からみたら採用しやすいので。本質的な技能ではなく、”立派な経歴書”に価値を求める人は、このDXバブルをキャリアの追い風にできますね。学歴不問ルートで目指せ年収2000万円!」

 

ビジポコの学び

 

現在のDXはまさにバブルになっています。人が足りない!高収入!のかけ声の元、人も吸い寄せられてきますし、莫大な利益を上げる会社も。ただ、バブルに踊らされて、バブルを渡り歩くのはしんどいものです。前回の記事も合わせて読んでいただき、個人の才覚やスキルについて、考えていただければと思います!

 

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ライター藤田は、ウニ屋の娘です。創業者である母親が国の専業主婦1円起業枠でゼロから立ち上げた北海道根室市のウニ屋の娘で、ディスカッションを楽しく学びある記事に仕上げます。

 

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