河上泰之

【ビジポコ相談室】大混戦の看護師転職メディアで収益を上げるには?

ビジポコ編集長にアドバイスをいただこう!のコーナーです。

 

いま、医療に注目がとても集まっています。もともとウェブ上にはナースの転職メディアがたくさん。実は看護師のライターさんも増えていて、看護師ライター養成講座なんてのもあるぐらい。その分だけ看護師転職のメディアは多数存在します。

 

今回のビジポコ相談室は、大混戦の看護師転職メディアで人のお役に立っていくにはどうしたらいいかお届けしていきます。ご相談者は現役の看護師さん。しかも、介護士さんから看護師さんの資格をお取りになり、現役で活躍されている方です。

 

ご相談者:さーしさん

ご職業:介護士から看護師になった現役看護師。

ご相談内容:看護師の転職メディアを運営中。いくらか収益が上がっているが、もっともっと人の役に立って、自分も収益が上がるようにしたい。

ご相談のサイト:応援ナースを紹介する、『看護の派遣110』を運営

 

【今回のダイジェスト】

  • 月収45万円という高給と、働く自由を両立させた人として発信
  • ペルソナによってサイトを2つに分割
  • サイト上の認知の不協和をなくす
  • どこから新しく人をひっぱってくる?

 

では、いきましょう!

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ウニ屋のネットショップをデザイン思考で考えたら?

ビジポコ藤田です。

 

ネットショップの売上に悩む方、おられると思います。今や何もかもオンラインの世の中ですし、実店舗の運営にはリスクがあるので、今後は考えたいところです。もちろんネットショップにもリスクはあるのですが、家賃等がかからないので比較的低リスクで始められるのが魅力。

 

ただ、お店を開いて「いらっしゃい、いらっしゃい」とやっても、なかなか人は来てくれません。来てくれても買ってはくれないのです。では、いかにして売っていくか。今回は編集長河上が得意とするデザイン思考でライター藤田の実家が営む北海道のウニ屋さんのネットショップを例にお届けします。

 

【デザイン思考によるウニのネットショップ・ダイジェスト】

  • ふるさと納税の出荷時にネットショップのQRコードを張った名刺をいれる
  • ハッシュタグ「#ウニ祭り」で投稿してもらうが、その理由が・・・
  • お急ぎ便だけネットショップで、のんびり着ならふるさと納税で

 

さて、どうなるでしょうか?

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DXは、遊びじゃない

編集長の河上です。

注意: この投稿にはDXを実現するための暴論がいつもより強めに含まれています。

これを読むと、人によっては体調を崩して寝込むかもしれません。ご注意下さい。(笑)

 

趣旨は、なぜ日本企業はDXができないのか。

当たり前のように毎日目にする文字ですが、その本質を理解している報道関係者は皆無に見えます。

ビジポコでは、本質を惜しみなく抉り出します。正しくゴールを見据えて、きちんと前に進んでいきましょう。

 

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【ゴールデンサークル】何かが足りない世界をWhyで埋めよう

ビジポコ編集長から役立つ思考を学ぼう!のコーナーです。

 

ソーシャルディスタンスをとるのが当たり前になり、インターネット(ウェブ)が誰にとっても身近になりました。10年前はウェブとリアルは乖離して別の世界でしたが、ほとんど融合し、コロナ禍でむしろウェブが実社会を先導するほどに進化しました。

 

しかしそこでさまざまな“きしみ”が生じます。とくに興味深いのが“誰を信用したら良いか”という問題です。実社会は微妙に層ができているので似たような人とばかり関わりますが、広いウェブの世界ではあまりに多様な人がいすぎて、いろいろな人がいろいろなことをいうので、誰を信用したら良いかわからないですよね。

 

自分としても疑われて暮らすのはストレスがたまりますし、信頼されて信頼し合って、生きていきたいところです。今回は“信用されるには?”というテーマでお届けします。

 

結論からいうと、「why」に答えていく。そのwhyとは日常で探せるわりに、ちゃんと設定できれば信用につながる存在。Whyとは?探していきましょう!

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ビジポコ相談室:湘南のサーフィンの先生が、もっともっと生徒さんの役に立つには?

ビジポコ編集長にやってきた相談を紐解いてもらおう!のコーナーです。

 

ご相談をいただきました。

湘南でサーフィンの先生をなさっている佐藤さんからです。

 

「オリンピックの影響もあって、サーフィンをしてみたいという方は非常に多いです。そして、サーフィンを通じて人生が変わってしまう人も結構いて、今年に入ってからもスクールでは4,5人、湘南へ引っ越してくる人も。

 

今も十分、人生は充実していますが、もっともっと生徒さんの役に立ち、喜ばれるには何が必要か?」

 

湘南でサーフィンの先生!素敵ですね。

では、デザイン思考でビジポコ編集長河上はどう考え、どう答えていくのでしょうか?

ヒントは、キャンプでいうところのグランピングです。パッケージされた楽しさや、似て非なるモノを提供していく。サーフィンそれだけでなく、気兼ねなくケーキを食べられる1日を提供していく・・・。

さて、どうなるでしょうか!?

 

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一部上場企業のDX計画策定支援

編集長の河上です。

今日、とある東証一部上場企業の全社DX計画の策定がひと段落した。

 

各組織から選りすぐった13名と議論した。

7/16キックオフ。

10/6所管役員への初回報告。

わずか84日間、全27回、合計59.5時間の議論で、2040年以降に主力事業が蒸発することを前提とした変革プランの策定が完了した。

 

緊急事態宣言下だったので、1週間でMiroの使用許可を内部で取り付けていただき、提案と、その後1回のDX研修会を対面でやっただけで、あとはzoomとMiroでの議論だけで作り上げた。

重要なことは、これをお客様社員が作り上げたと言うこと。僕は、賑やかしをしていたに過ぎない。

 

 

側から見ても、すごく出来の良い計画だと思う。

そもそもあと20年で主力事業がなくなることが、人口動態を前提とすると明らかになり、それを迎え撃つための第二の創業を本気でやるという内容だったからだ。

当然、創立以来数十年変わらなかった社是の見直しをした。過去からの流れを汲み、また現在のビジネスストリームの変化を前提としながらも、入社3年目、5年目の声も反映した。

「脱炭素って信じてないんです」。

反対なのではなく、より真剣にサーキュラーエコノミーを実現させようとすることが前提なので、フィクションでいくのか、物理学に従うのかを問う声だった。

 

業務変革、既存事業の深化、新規事業の切り口で、合計9本のストリームを設定し、2030年までにどのように進めるのか、前後の関係性はどう設定するのか。さらに目的と目標の書き分けをした。

相当な自信作だ。

 

さて、全社計画はできた。

これを実行するためには、現在の仕事を止めてでも、デジタルを前提とした業務体系を0から作り上げねばならない。デジタル化ではなく、デジタルが前提。この違いを、話せる社員が何名も誕生したことだけでも、個人的にはやってよかったなぁと感慨深く思う。

問題は、「デジタルを前提とした」と「デジタル化」の違いからキャラバンして回らねばならないということ。その対象は、経営会議も含まれる。

 

良い計画ができても、それを実行に移すためには別の力が必要になる。

ここからは、外様は支援できない領域になる。カウンターパートの皆さんを信じて、ゆっくり待つしかない。

ビジポコ相談室ライト:携帯電話販売員のブロガー/ブログ副業。格安SIMを「美味しい」以外で売るには?

ビジポコ編集部にやってきた相談を、編集長に解いてもらおう!のコーナーです。

 

軽め(ライト)なご相談をいただきました。

 

お名前:にはまそさん

ご年齢:25歳

ご職業:携帯電話販売

 

ご相談:携帯電話の販売をしながら、知識を活かして格安SIMを広げたいと思っています。ただ、ありがちな「安いですよ」「早いですよ」といった、ありがちな訴求になってしまうんです。ビジポコでいうところの「美味しい」を売ることになり、大勢のブログのなかで埋もれてしまうし「美味しいは伝わらない」です。何か読み手のためになりながら、自分も収益を上げられる表現はないでしょうか。

 

SNSからのご相談です。にはまそさんは知性あふれる投稿をされており、ビジポコにも関心を持ってくださいました。ブログで格安SIMを売ろうにも、ありがちな訴求になるというお悩み。

 

ビジポコでは「美味しいは伝わらない」「美味しいは価値じゃない」と学びましたよね。では、同じように「安い」「早い」という伝わらない価値を、ブログ経由で伝えるには?ビジポコ編集長河上は、デザイン思考を用いてどのように解決するのでしょうか?

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陰謀論の動画にハマる原理と、ビジネスの根幹

陰謀論を楽しむコツは、信じることから始めること。

誰がいったわけではないけれど、僕はこれを信じている。
陰謀論は楽しむものであって、誰かに迷惑をかけるためにやってはいけない。

例えば、アポロ計画で月に行ったのは嘘で、あれば全てハリウッドで撮影されたものだ〜!と酒を飲みながら検証動画を嗜むのはいい。でも、それをビラにして近所に配り始めたら、それはアウトだ。

 

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こんにちわ。編集長河上です。

今回は、「温厚だった妻、陰謀論の動画にはまり「まるで別人に」…[虚実のはざま]第4部 深まる断絶<4>」を肴に、宗教、洗脳、デザイン(役に立つ)、データとデジタル技術を絡めた雑記事です。

 

陰謀論にハマる人は、なぜハマるのか。謎を順に解いていきましょう。

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自治体DXの進め方

自治体でのDXの進め方についてご質問をいただきました。

 

質問

・自治体のDX戦略やDXビジョンは、どういった進め方で作ればよいのでしょうか?

 

▼ご質問の背景

・現状、多くの自治体様が、“何から始めたら良いか分からない”という状況で、これから本格的にICT計画→DX戦略へ転換していく段階です。

・民間企業であれば、経営理念と照らし合わせて、「何のためのDXか」という目的を明確にしていく作業を、経営者、またはDX担当者と議論していくと思いますが、自治体の場合はどの様に進めるのが良いのかわかりません。

・民間企業での社是や、中期経営計画に近いものは、自治体には、総合計画総合戦略人口ビジョン情報化推進計画、その他推進計画が各種あります。しかし、どれも抽象的、または領域が絞られすぎて、経営理念の様な軸となるものが探せない状況です。

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こんにちは。

Bizpoko編集長の河上泰之です。

皆さんのお住まいの地域では、コロナワクチンの摂取は順調に進んでいますか。

例えば東京23区でも、摂取率には大きな開きが出ています。

高齢者の2回目の摂取率は、千代田区は81.3%%、大田区は67.4%です。

https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20210805b.html

今後の自治体のデジタル化の進展によっては、こういった自治体運営にも差が出てきます。

ところで皆さんは住民税として、年収の10%が巻き上げられています。月収30万円なら、年間36万円が取られています。そんな自治体の運営ですが、皆さんのお住まいの地域は隣の市区町村と比べて進んでいるのでしょうか?それとも怠けて遅れているのでしょうか。

放置しておくと、税金が無駄に使われて終わりです。

 

さて、視点を変えて実現可能性を見てみましょう。

民間企業でさえデジタルトランスフォーメーションが全く進まない中で、自治体にそんなことができるのか。

答えはイエス。行うべきを明確にさえすれば、あとは、やるか、やらないかだけの問題になります。

 

なぜそんなことを、編集長河上は答えられるのか。僕の学術機関での研究テーマはズバリ「地方議会議員選挙の選挙公報のリデザイン」です。

選挙公報とは、選挙のたびに配られる、顔写真と名前と好き勝手なことを書いた新聞紙のようなものです。

アレを読んで投票先を決められる有権者は何人いるのでしょう?役に立たないので、直してしまおう。そんなことをテーマに掲げて研究し、神奈川県で候補者の鞄持ちをしながら事務所で政治の裏側を見たり、市長経験者と数日にわたり議論をしたり、地方議会議員にインタビューを敢行したりと勉強させてもらいました。

 

というわけで僕は、地方政治 × IBM (ITの知見)× 戦略コンサル × デザイン思考 という謎のレアキャラなのです。

 

自治体は、どのようにDXに挑めば、簡単にできるのか。

普段はあまり気にかけない自治体について、みていきましょう。

 

それでは、スタートです。

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エスノグラフィ(行動観察)から、人の重要な本音を洗い出そう

ビジポコ編集長に「行動観察」について教わろう!のコーナーです。

 

大学という場所にはいろいろな人がいますよね。これを書いているライターもいろいろな人のひとりでした。ある日の夕方、いつものように学内を歩いていると、『格差社会を考えよう』というセミナーと言いますか、学内のイベントが行われているとのポスターがはってありました。15年ほど前は今ほど格差はひどくなかったのですが、経営経済系の学部では格差がもっと広がると教えられたこともあり、学生としてそのセミナーに参加しました。

 

今回のビジポコは、『格差社会を考えよう』というセミナーで起きた事件についてお届けします。

●おしゃべりのネタとして、問題があることを喜ぶ人達もいる

●本人も気付いていない本質を言語化していく

をお届けします!

 

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