こんにちは。
犯人はヤス。でお馴染みのBizpoko編集長の河上泰之です。
本投稿は、読者からいただいた質問への回答です。
問題解決、新規事業創出、起業、副業を考えるひと全員におすすめの内容です。
いただいた質問はこちらです。
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質問
「ロジカルシンキング、デザイン思考、アート思考について、どう繋がっていて、使い方はどうするの?」
質問の背景
・ロジカルシンキング、デザイン思考、アート思考はそれぞれ本で読んだことはある
・それぞれ、なんとなく理解したつもりだし、局所的には使えてそう。効果も感じなくはない
・諸々考え方はあるけど、結局考え方ってどう考えればいいんだろう?→モヤモヤ感から質問
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こういった方、実は多いのではないでしょうか。
編集長ヤス。は、IBMやデロイトトーマツの戦略コンサルタントたちにデザイン思考を教え、プロジェクトで使ってきた経験から、デザイン思考そのものはもとより、ロジカルシンキング、アート思考との関係性も整理してきました。
これら思考法を整理する上で重要なことは、各手法を単純に「道具」として扱うことです。
例えば、食事に使う道具としてナイフ、フォーク、スプーンがあったとしましょう。
ナイフでも、カレーライスを食べようと思えば食べられますが、効率が悪いし、食べる瞬間に口を切るかもしれない。そんな危険を冒し、ヒヤヒヤしながら食べるカレーが美味しいはずはないですね。
もちは餅屋。カレーはスプーンで食べるのが一番です。
各手法は何も難しいモノではなく、単なる「道具」です。道具なので、主な利用目的があり、目的を達成するための1番いい使い方があるわけです。
この投稿では、新規事業開発でよく使われる、ロジカルシンキング、デザイン思考、アート思考の関係性を整理しながら、どのような場面で何を使えばいいのかをお伝えします。
今回の内容はすべて、編集長ヤス。が目的学を使って整理しました。
以前「組織開発から始めるDX: ITしか学ばない企業は滅びる」の投稿で、DXを実現するための「組織のあり方」を目的学で整理したように、本投稿も各手法を目的学で整理しています。
以前も書きましたが、目的学とは「目に見えている手段から目的を逆算して、別の手段を検討・提案する」学問です。
単純に、成果を得るための道具として「用途を整理した」に過ぎません。
逆にいうと、これまでこういった整理がなされてないがために、混乱して日本のビジネス界が混乱してきた、ともいえます。
これまでなぜ整理されなかったかというと、方法論を乱立させ各研修を売ったり、新しい方法論を売ると儲かるからです。このような、方法論商売との付き合い方も、後ほど簡単に触れます。
ちなみにこの整理は、戦略コンサルタントもきちんとできていない分野です。年収1500万円の人でも知らない話なので、ここに書かれた内容をスラスラ言えると、至るところで自慢できます。今風に言うと、ドヤれます。ぜひ覚えて、ドヤってください。笑
ドヤるかどうかは別ですが、問題解決や、新規事業創出、起業したい、副業をしたい人、全員におすすめです。
各手法を学んだことがない人も、今後どこかで学ぶにあたり、全体像を把握できます。
いつものごとく前振りが長くなりました。
それでは、スタートです。
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