新規事業

新規事業のめんどくさ〜い話(けど、知らないから失敗する)

ビジポコ編集長・河上泰之に新規事業の相談をしてみよう!のコーナーです。

新規事業は、【誰の】【何の課題を】【どう解くか】だと習いました。

 

新規事業に取り組むとき、何が必要なのかをお届けします。

 

新規事業といえば奇抜なことをすれば良いのかというと、そうではなく。かといって、いつものやり方で、同じ顧客に売ればそれは既存事業になってしまいいつの間にか新規事業を検討する方向性がゆらいでしまいます。

 

0→1と1→10とスケールしていくにしても1が重なる。ではその1とはなんで、どうすればいいのかという話です。

 

【ビジポコの学び】

・0→1と1→10は海水と淡水ぐらい異なる

・新規事業はパンチ10発か100発かはわからない

・101発めで相手が倒れるかもしれないので打ち続ける必要がある

・描いた顧客像との接点を見出す

 

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利益とは誰の何の課題をどう解くの?から。

ビジポコ編集長・河上泰之にビジネスについて教わろう!のコーナーです。

 

「顧客にとって価値がある」からすべてはスタートします。お金を払ってまで解決したい問題に取り組み、「自社ができる」と「利益が出る」のちょうど真ん中が持続的に利益が出る事業のタネです。

 

さらに読み解いていくと「利益が出る構造とは問題解決と業務の組み合わせ」だと河上はいいます。今回は、リーンキャンバスという表を用いて、利益を出す構造について詳解をお届けします。

 

【ビジポコの学び】

・リーンキャンバスで新規事業を作る

・事業作りとロマンや情熱は別物

・誰の課題を解くか、「誰」を明確に

・現状や理想を妄想で判断しない

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新規事業を検討するとは、何を検討するのか

ビジポコ編集長・河上泰之に新規事業の作り方について教わろう!のコーナーです。

 

「何か新しいよい商売はないかな」と経営者の方は常に思われます。個人事業でも同様で、新しい事業を模索されるのではないでしょうか。

 

今回のビジポコは「事業を作る」とは何を作り、「事業を検討する」とは何を検討するのかについてお届けします。

 

【ビジポコの学び】

・新規事業を検討するとは、目的をきちんと見据える

・目的とは、究極的には法人が生き残ること

・新規事業のテーマを「うちの法人でやる」と思えるか

・「顧客にとって価値がある」からスタートする

・徹底して考え抜く

 

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本音を見つけよう!スネ夫・のび太・ドラえもんに共通の価値観は?

ビジポコ編集長・河上泰之に事業の相談をしてみようのコーナーです。

 

一般に「インサイトがわかれば売れる」と聞いたことがあります。インサイト=消費者の隠れた本音です。本当は何を求めているかがわかれば、そこに商品やサービスを提供するだけで売れてしまうというもの。

 

とはいえ、人間の本音はどのように見つければいいのでしょうか?

 

たとえば、私(ライター藤田)はときどき疲れて仕事が進まなくなります。書けないと締切が襲ってくるのですが、疲れてしまってどうしても進みません。そんなとき、“伸び“をして”お茶“を飲むと一気に回復する場合があります。仕事が進まない理由は単に「喉が渇いていただけ」だったのです。別に疲れてもなければ、生産力が本格的に下がったわけでも、取り組む仕事の難易度が高すぎたわけでもなく、単に喉が渇いていたのでした。

 

そこで私は、人は自分自身の問題ですら正確に認知できないのではないかと思ったのです。ではどのようにして価値観を見つけ、人物像を明確にし、その内側にある本音、しかも隠れた本音に迫るのでしょうか?

 

今回のビジポコは、「本音を見つけよう」です!

 

【ビジポコの学び】

・何をよしとするかは価値観次第

・価値観を知るにはまず行動観察から

・本音は行動に出るから行動をノートにつける

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新規事業のアイデアは「どんな商品なの?」にひと言で答えるところから

ビジポコ編集長・河上に新規事業の作り方を習おうのコーナーです。新規事業というと新しい事業を検討する際、机の前で延々と悩んだり、「これならイケる!売れる!」でつっぱしってしまったり、さっぱり売れなくて閑古鳥が鳴きそのうち「買わないお客が間違っている」と世間を否定しだしたり、、、ってことがありそうな気がします。

 

ライター藤田の父親も「儲かりそうなビジネスを考えるのが楽しい」とニコニコしながら教えてくれますが、実際は全然うまくいかず・・・妄想だけならよいのですが、お金がどんどん出ていくのは誰にとってもつらいです。

 

しかし、それは個人事業主や中小企業にかぎらず、プライム市場に上場している立派な企業さんや、新しいビジネスを生み出す聖地とも呼べるアメリカのシリコンバレーでも、同様の過ちをおかしてしまっているようです。

 

理由は、新規事業の作り方や赤信号止まれなどの見えないルールブックを手にしていないから。そして、法人と人類の関係性を読み解くと、少し見方が変わった新規事業の作り方が現れ出てきます。

 

今回は、編集長であるコンサルタント・河上が東京商工会議所で行ったセミナーを元に、新規事業の作り方を2回に渡ってお届けします。

 

【ビジポコの学び】

・新規事業は奇をてらったビジネスをするわけではない

・顧客にとって価値ある何かを売る

・ハリウッドもTwitterも聞くから始めた

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AOKIのパジャマスーツを新規事業コンサルが斬ると!?

紳士服のAOKIが、パジャマスーツという商品を出しました

コロナ禍の「リモートワークでゴロゴロしていたいけど、Web会議の時だけはシャキッとしたい」というニーズをとらえたジャージ素材のスーツです。そしてなんと100億円売り上げたと報道されています。

パジャマスーツは、8つのシーンが想定されているそうです。「仕事」「旅行」「お散歩」「リモートワーク」「お買い物」「カフェ」「昼寝」「ゴルフ」。もうやりたい放題。少しだけちゃんとして見えるジャージ素材のスーツ。すごく面白いです。

 

これまでも、「洗えるスーツ」「寝っ転がれるスーツ」などの商品は、スーツメーカーが出していたような気がします。しかしこのパジャマスーツは、新規事業の学びとしてとても深いものが潜んでいます。

 

そこで、ビジポコ編集長・河上に、このパジャマスーツがどれだけ優れていて、新規事業としてのお手本のようだということを解説してもらいました。デザイン思考に優れ、DXや新規事業のコンサルである河上は、パジャマスーツをどう分析するのでしょうか!?

 

【ビジポコの学び】

  • 本質的な価値を問い直そう
  • 1分で伝わる物語を作ろう
  • 伝えたくなるのはよいアイデア
  • お客様に聞いてみよう

 

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個人の稼ぎを上げて、水道水を維持しよう

みなさんこんにちわ。編集長の河上です。

 

編集長の河上は時々ヒマになると、行政のご支援を0円で引き受けています。

今期は、愛知県南知多町と、三重県伊賀市のダブルヘッダー。

南知多町では行財政マネジメント総合政策アドバイザーを拝命

伊賀市ではDX戦略アドバイザーを拝命

 

創業まもないコンサルティング会社がなぜそんなことをするのか?

今日はそこから、少しお話をしていきたいと思います。

最後は、なぜか金だ!という世知辛い話に到着するのですが、みなさんがビジネスで成功することで、蛇口をひねれば水がでる当たり前の日常を続けることに繋がります。

新規事業やDXは、地域をも救う。そんなお話です。

 

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陰謀論の動画にハマる原理と、ビジネスの根幹

陰謀論を楽しむコツは、信じることから始めること。

誰がいったわけではないけれど、僕はこれを信じている。
陰謀論は楽しむものであって、誰かに迷惑をかけるためにやってはいけない。

例えば、アポロ計画で月に行ったのは嘘で、あれば全てハリウッドで撮影されたものだ〜!と酒を飲みながら検証動画を嗜むのはいい。でも、それをビラにして近所に配り始めたら、それはアウトだ。

 

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こんにちわ。編集長河上です。

今回は、「温厚だった妻、陰謀論の動画にはまり「まるで別人に」…[虚実のはざま]第4部 深まる断絶<4>」を肴に、宗教、洗脳、デザイン(役に立つ)、データとデジタル技術を絡めた雑記事です。

 

陰謀論にハマる人は、なぜハマるのか。謎を順に解いていきましょう。

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東京オリンピックの価値って何だったっけ?

波乱含みの東京オリンピックが開催されようとしています。

同大会は、これまで沢山の問題を抱えていました。

エンブレムが盗作なのではないかという疑惑と混乱に始まり、新型コロナウィルス感染症問題を抱えながらも開催しないわけにはいかないというオリンピック組織委員会。

 

東京オリンピックはただ「やりきる」ことだけが目的になりつつあります。

やること。やりきることは、ビジネスにおいてもとても大切ですが、ただ「やりきる」だけが目的になってしまうと、色々なことが置いていけぼりになってしまいます。

 

今回のビジポコは、東京オリンピックをテーマに、とくに本日行われる開会式を議題にしながら、新規事業においても重要な「やりきること」「判断すること」についてお届けしようと思います。

 

【ビジポコの学び】

●事業者の都合ばかりで考えると行き詰まる

●夢を大切にする

●価値基準を参加している人に置く

●理念や理想を守ろう

●できる限り外側に判断基準を持って行く

 

デザイン思考で考えると、さてどうなるでしょうか。

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新規事業の道具箱:デザイン思考、アート思考、ロジカルシンキング

こんにちは。

犯人はヤス。でお馴染みのBizpoko編集長の河上泰之です。

 

本投稿は、読者からいただいた質問への回答です。

問題解決、新規事業創出、起業、副業を考えるひと全員におすすめの内容です。

いただいた質問はこちらです。

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質問

「ロジカルシンキング、デザイン思考、アート思考について、どう繋がっていて、使い方はどうするの?」

 

質問の背景

・ロジカルシンキング、デザイン思考、アート思考はそれぞれ本で読んだことはある

・それぞれ、なんとなく理解したつもりだし、局所的には使えてそう。効果も感じなくはない

・諸々考え方はあるけど、結局考え方ってどう考えればいいんだろう?→モヤモヤ感から質問

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こういった方、実は多いのではないでしょうか。

編集長ヤス。は、IBMやデロイトトーマツの戦略コンサルタントたちにデザイン思考を教え、プロジェクトで使ってきた経験から、デザイン思考そのものはもとより、ロジカルシンキング、アート思考との関係性も整理してきました。

これら思考法を整理する上で重要なことは、各手法を単純に「道具」として扱うことです。

 

例えば、食事に使う道具としてナイフ、フォーク、スプーンがあったとしましょう。

ナイフでも、カレーライスを食べようと思えば食べられますが、効率が悪いし、食べる瞬間に口を切るかもしれない。そんな危険を冒し、ヒヤヒヤしながら食べるカレーが美味しいはずはないですね。

もちは餅屋。カレーはスプーンで食べるのが一番です。

 

各手法は何も難しいモノではなく、単なる「道具」です。道具なので、主な利用目的があり、目的を達成するための1番いい使い方があるわけです。

この投稿では、新規事業開発でよく使われる、ロジカルシンキング、デザイン思考、アート思考の関係性を整理しながら、どのような場面で何を使えばいいのかをお伝えします

 

今回の内容はすべて、編集長ヤス。が目的学を使って整理しました。

以前「組織開発から始めるDX: ITしか学ばない企業は滅びる」の投稿で、DXを実現するための「組織のあり方」を目的学で整理したように、本投稿も各手法を目的学で整理しています。

以前も書きましたが、目的学とは「目に見えている手段から目的を逆算して、別の手段を検討・提案する」学問です。

 

単純に、成果を得るための道具として「用途を整理した」に過ぎません。

逆にいうと、これまでこういった整理がなされてないがために、混乱して日本のビジネス界が混乱してきた、ともいえます。

これまでなぜ整理されなかったかというと、方法論を乱立させ各研修を売ったり、新しい方法論を売ると儲かるからです。このような、方法論商売との付き合い方も、後ほど簡単に触れます。

 

ちなみにこの整理は、戦略コンサルタントもきちんとできていない分野です。年収1500万円の人でも知らない話なので、ここに書かれた内容をスラスラ言えると、至るところで自慢できます。今風に言うと、ドヤれます。ぜひ覚えて、ドヤってください。笑

 

ドヤるかどうかは別ですが、問題解決や、新規事業創出、起業したい、副業をしたい人、全員におすすめです。

各手法を学んだことがない人も、今後どこかで学ぶにあたり、全体像を把握できます。

 

いつものごとく前振りが長くなりました。

それでは、スタートです。

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